脱芒機が動かない / 運搬車のキー・スイッチ交換 / 3相モータのベアリング交換 / バネコン・ホースの搬送方向
笹川脱芒機モミバールSLで、モータが回りません。
カバーを開けてみたら、スイッチ、コンデンサ、モータだけのとてもシンプルな回路だと分かります。
見たところ配線は異常ないので、スイッチ「ON」にしてプラグの2極間の抵抗を測定します。
絶縁状態と表示されたので、まずスイッチの接触不良を疑います。
スイッチに潤滑剤を注しながら「ON」「OFF」を数回繰り返します。
再度スイッチ「ON」にしてプラグの2極間の抵抗を測定したら、コイル(モータ)間の抵抗値が表示されました。
適正な抵抗値だったのでOKとします。
その後、プラグをコンセントに注し込み試運転して終了です。
セル・モータ付きガソリン・エンジン運搬車で、キー・スイッチの漏電が原因でヒューズが切れる症状です。
という事でキー・スイッチの交換です。
キー・スイッチ(ガソリン・エンジン用)が正常であるか、サーキット・テスタを使って判断できます。
各キー位置の時、以下の端子間を確認します。
キーON時:B―L間の導通のみ
キーOFF時:+M―アース間の導通のみ
スタータ時:B―ST間の導通のみ(L非導通)
一つでも異常があれば、故障判定となります。
三菱3相モータ・タイプSB-Eで、モータ回転音が「キーキー」とうるさいのでベアリングを交換します。
モータ後部のブラケット(ロータ軸受けケース)の固定ボルト(頭部10㎜)4本を外します。
ブラケットを取り外します。
ここでは手で簡単に取り外せましたが、困難な場合はプーリ取り付け側の軸頭を、角材などをあてがいハンマで叩きます。
ベアリングは6204LLBです。
分解してみて分かったのですが、コイルは熱で変色し絶縁材が剥がれ、コイルを縛ってある紐は殆ど切れてしまってます。
焼き付いた訳ではないので、とりあえずこのままベアリング交換だけします。
プーり取リ付け側のベアリングは6205LLBです。
ベアリングはギヤ・プーラを使い取り外します。
ステータ回りには埃が固まったようなゴミが大量に付着していたので、ラジオ・ペンチで摘まみ取りきれいにしました。
最後は、コンプレッサでエア吹きしてきれいにします。
組み付け後、無負荷ですが30分ほど連続回転させましたが、モータ自体然程発熱がなく良しとします。
新品のバネコン・ホースです。
私は知りませんでしたが、ホース自体に穀類の送り方向が決まっているようです。
ホース交換する時は、気を付ける必要!?があります。