田植機の動力伝達関係3

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イセキ田植機PQZ4で、植付作業の途中で走行出来なくなります。

田圃に駆け付けて、実際に乗ってみるとすぐには症状が出ず、とりあえず数分様子を見てみると、確かに途中で走行出来なくなります。

エンジンを停止し、ミッション・ベルトの状態を確認しましたが問題ありません。

この時エンジンを止めてから数分経過していたのですが、再びエンジンをかけると少しだけ走行出来る状態だったので、とりあえず田圃から出しました。

走行出来なくなった時に、HSTポンプ回りからエア噛み音が出ていたので、足マットを外してミッション・オイルの給油栓を外し、給油口からミッション・オイルの色を確認してみると、やはり真っ白です。

という事で、すぐ入院です。

ミッション・ケースの最下部にあるドレン・ボルトを外します。

モンキ・レンチで外します。

左写真を見て分かるように、ミルクのような色になっています。

ミッション・オイルにエアが混じり続けると、このようになります。

諸事情があり、無駄にオイルだけ交換するはめになってしまったのですが、当然それだけでは直りません。

ミッション・ケース底にある吸入フィルタを確認します。

頭部12㎜の固定ボルトを2本外し、吸入管を外します。

指で引くだけで外れる構造のフィルタですが、食い込んでなかなか引き抜けません。

ラジオ・ペンチとマイナス・ドライバを使って外してみると、目詰まりして変形したフィルタが出てきました。

HSTモータ(油圧ポンプ)が回ると、フィルタを介してミッション・オイルが吸い込まれる訳ですが、目詰まりで十分な油量を吸い込む事が出来ず、負圧でフィルタが変形してしまったという事です。

これが、今回の症状の主な原因です。

掃除でも直りますが、これは流石に交換です。

もちろん、カートリッジ式のオイル・フィルタも交換します。

検油ボルトは、ミッション・ケースの左側にあります。

ミッション・オイルは、このボルト穴からが出てきたら適量です。





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