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農業機械に使われる固定ピンと止め輪



割りピン

割りピン使用箇所:各種ピンの抜け止め、チェーンの半コマなど

必要工具:ラジオ・ペンチ、プライヤ、ピン・ポンチ、小ハンマなど


備考:コンバインの搬送チェーンでは、進行(回転)方向に両割りして取り付ける。

サイズ様々あり

Rピン

Rピン使用箇所:各種ピンの抜け止めなど

必要工具:ラジオ・ペンチ、プライヤなど


備考:Rピンとは違い、抜け止めが付いたβ(ベータ)ピンもある。

サイズ様々あり

平行ピン

平行ピン使用箇所:ユニバーサル・ジョイント(ウィング・モア…)など

必要工具:ピン・ポンチ、ハンマなど


備考:抜け止めとして、Cリングと針金を使う場合がある。

サイズ様々あり

ロール・ピン

ロール・ピン使用箇所:プロペラ・シャフト(トラクタ…)、ユニバーサル・ジョイント(ステアリング…)、スプロケットなど

必要工具:ピン・ポンチ、ハンマなど


備考:なるべく、力を受ける方向に割れ目を向けて打ち込む。

また、強度が要求される場所では、サイズの小さいロール・ピンをさらに打ち込むこともある。

抜け止めとして、針金を使う場合がある。

サイズ様々あり

タイン取り付けピン

タイン取り付けピン使用箇所:クボタ・コンバインの搬送爪(タイン)

必要工具:ピン・ポンチ、ハンマ


備考:打ち込みは頭があるほうを叩き、抜き取りは頭が無いほうを叩く。

他、割りピンを使うタイン取り付けピン(三菱など)などがある。

丸頭ピン

丸頭ピン使用箇所:支点軸、固定ピンとして

必要工具:ラジオ・ペンチ、ピン・ポンチ、小ハンマなど


備考:抜け止めとして、割りピンやRピンなどを使う。

種類、サイズ様々あり



Eリング

Eリング使用箇所:各種ピンやシャフトなどの抜け防止

必要工具:マイナス・ドライバ、小ハンマ、ラジオ・ペンチなど


備考:片方の面は角が立っている。

なるべく、力を受ける方向にその角部を向けて取り付ける。

種類、サイズ様々あり

Cリング軸用

軸用スナップ・リング使用箇所:シャフト、ベアリングなどの抜け防止、固定

必要工具:軸用スナップリング・プライヤ、マイナス・ドライバなど


備考:片方の面は角が立っている。

なるべく、力を受ける方向にその角部を向けて取り付ける。

種類、サイズ様々あり

呼び径はリング溝ではなく軸径dになる。


(例)軸径32㎜なら、32㎜の軸用スナップ・リング(軸サークリップ)を購入すれば良い。
通常、他の寸法は気にする必要ない。

Cリング穴用

穴用スナップ・リング使用箇所:ベアリング、オイル・シールなどの抜け防止、固定

必要工具:穴用スナップリング・プライヤ、マイナス・ドライバなど


備考:片方の面は角が立っている。

なるべく、力を受ける方向にその角部を向けて取り付ける。

種類、サイズ様々あり

呼び径はリング溝ではなく穴径dになる。


(例)穴径32㎜なら、32㎜の穴用スナップ・リング(穴サークリップ)を購入すれば良い。
通常、他の寸法は気にする必要なはい。

ストップ・リング

ストップ・リング使用箇所:シャフトなどの抜け防止

必要工具:マイナス・ドライバ、ラジオ・ペンチなど


備考:サイズ様々あり

リング・ピン

リング・ピン使用箇所:トラクタのロワ・リンクなど

必要工具:ハンマなど


備考:主にトラクタ、作業機ピン専用

種類、サイズあり



乾燥機の楔使用箇所:乾燥機の側板などの固定

必要工具:小ハンマ、プライヤなど


備考:種類あり

リベット

リベット使用箇所:刈取り刃の刃単体の固定など

必要工具:ピン・ポンチ、ハンマなど


備考:刈刃単体を外すときは、リベットを潰してあるところをグラインダで擦ってからピン・ポンチで抜く。

または、刃を小ハンマで叩く。

種類、サイズ様々あり

ホース・バンド

ホース・バンド使用箇所:各種ホース類の固定

必要工具:ドライバ、7~10㎜ボックス・レンチ


備考:種類、サイズ様々あり


※写真はジュビリ・バンド

Uピン(クリップ)

Uピン使用箇所:チェーンのリンク繋ぎ

必要工具:ラジオ・ペンチ、プライヤなど


備考:進行(回転)方向にUの丸い側を向けて取り付ける。

サイズ(ピッチ)様々あり



◎その他

キー

キー使用箇所:プーリ、ギヤなどの固定、トルク伝達

必要工具:マイナス・ドライバ、ラジオ・ペンチ、プライヤ、小ハンマなど


備考:種類、サイズ様々あり


※写真は両丸形

シム、ライナ

シム ライナ使用箇所:ギヤ・ケース内の隙間調整、ベベル・ギヤのバック・ラッシ調整など


備考:厚みの違うものを挿入したり枚数を変えたりして、ケース内でベアリングの収まりや、ギヤの噛み合わせを良くするのが主だが、通常、初期の調整枚数(0~数枚)のまま変更することはない。

しかし、がた付きが多い場合や、きつくて動きが悪い場合は例外である。

一般にライナは厚く(数㎜)、シムは薄い(0.0~㎜)!?ものである。

種類、サイズ様々あり。

カラー

カラー使用箇所:ベアリング(コンバイン転輪…)の位置固定など


備考:種類、サイズ様々あり



作成日:2010/10