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管理者が経験した怪我



修理や点検整備を行っていて、思わぬところで怪我をすることはあります。

場合によっては大事故に繋がったり、最悪は命を落とす危険性もあります。

私も、多少なり怪我を経験しています。

怪我をする時の精神状態で共通して言えることは、「慌てる」「集中していない」「慢心している」などです。

しかし、このように頭では分かっていますが、経験年数を重ねた私でも、情けない事に同じ怪我を再度繰り返すことがあります。


怪我をしないようにするには、何処で何をするにしても、常に落ち着いて回りの状況をよく見て動く癖を付ける事が重要なのです。


以下は、私が経験した幾つかの怪我です。

間違って自分の指をハンマで叩いてしまった。
例えば板金作業で、片方の手で当て物である金属棒を持って、もう片方の手を使いハンマで金属棒を叩き続けていると、次第に筋力が落ちてきて、叩きポンイトがずれて空振りする事があります。

その時に金属棒を持っている手(指)を叩いてしまいました。

何日か指が痛くて最悪でした。

骨は折れませんでしたが、何ヶ月かして爪が剥がれました。
カップ・ブラシ・グラインダで手の皮を削ってしまった。
ギヤ・ケースの接合面を磨いていた時に、高速回転しているグラインダの勢いに負けて、ギヤ・ケースを押さえている手の手首の皮を削ってしまいました。

何か月か経った後、意外にも傷跡は残りませんでした。
目に鉄粉が入った。
カップ・ブラシ・グラインダで錆びを落としていたら、鉄粉が目に入りました。

鬱陶しい痛さでした。

ひたすら水道水で目を洗い流しましたが、これはゴーグルを装着していれば防げましたね。
ボール盤に軍手が巻きついて手首を痛めた。
鋼材の穴開け作業で、軍手をはめた手がドリルに巻き付き、手首をもっていかれました。

気の緩みから鋼材をバイスで固定せず、手で押さえて穴開けをした事が原因です。

手首の捻挫で何日か痛みが続きました。
起き上がり途中で頭をぶつけた。
コンバインの足回り修理で、しゃがんだり寝そべったりの作業後、起き上がる途中でフレームの角に頭をぶつけました。

また、頭や顔はぶつけずに済んだが、眼鏡が引っ掛かり飛んでいった事もありました。

頭は痛いし眼鏡は傷付くし、どちらの場合も最悪です。
腰を痛めた。
6条のコンバインの足回り修理で、クローラを嵌めた後に腰に激痛が走りました。

重いクローラを汗だくになって一人で嵌めた訳ですが、この時は疲れが溜まっていた事もあり、無理し過ぎた事が原因かもしれません。

こうなってくると痛くてまともに歩けなくなり、2~3日はトイレすら満足に行けず、2週間くらいは仕事が出来ません。

思い返してみると、2年に1回くらいの割合で大なり小なり腰痛になってます。

現在はMRI検査の結果、軽い腰椎椎間板ヘルニアと診断され、毎日ストレッチと筋トレをかかさず行い、何とか仕事が出来ている状態です。
アルミ・ブリッジの隙間に足が挟まった。
コンバインをトラックに乗せた後、アルミ・ブリッジの上で足を踏み外し、ブリッジの隙間に片足が挟まりそのまま落ちました。

これは1度だけですが、1週間まともに歩けない捻挫でした。



作成日:2012/12/15