玄米保冷庫は玄米の貯蔵保管庫で、一般の冷蔵庫のように冷気を保管庫の中に送り込み、一定の低温を維持させる事が出来る。
低温の中で保管することにより、虫やカビの発生を抑えることが出来る。
玄米を入れる温度設定は12~15℃が適している。
この適温より外気温が低くなる冬期は、冷却ユニットの電源を切っていても良いが、急に暖かくなる日もある事から1年中電源を入れたままにしておくのが望ましい。
注意点
保冷庫の設置(水平の出し方)
水準器での水平調整
左図のような条件下において、以下の方法で設置する。
(個人的に良いと思う方法です。)
最初に、設置場所の床面の水平状態を水準器を使い調べる。
①-②間、②-③間、②-④間の高低差が大まかに分かれば良い。
高低差が分かったら、それを元に②の調整ボルトを出してから保冷庫を設置場所に入れる。
②の調整ボルトを先に出しておく理由は、この調整ボルトが一番奥に位置し、設置後では調整ボルトを簡単に回せないためである。
次に③の調整ボルトを調整し、②-③間の水平をある程度出す。
②と③の調整ボルトが出ると、①と④の調整ボルトが浮く状態(がたつきが生まれる)になるので、①-③間と③-④間を交互に水準器を当てて、①若しくは④の調整ボルトを調節して、がたつきの無いように水平を出す。
上手く水平が出せなければ、再び保冷庫を前方に移動させ、②そして③の調整ボルトの調整からやり直す。
全体の水平を出した後は、四隅それぞれにがたつきが無い事と、扉の開閉状態に問題が無い庫を確認する。
ドアの状態から見た調整
Aの部分(左ドア中央部の上側)が空く場合は、左後側を下げる、若しくは右後側を上げる。
Bの部分(右ドア中央部の上側)が空く場合は、右後側を下げる、若しは左後側を上げる。
Cの部分(左ドア中央部の下側)が空く場合は、左後側を上げる、若しくは右後側を下げる。
Dの部分(右ドア中央部の下側)が空く場合は、右後側を上げる、若しく左後側を下げる。
片開きの場合はB、Dのみです。