第1回:ボルトが折れた場合

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ボルトやナットは様々な箇所で使われているが、錆びが酷いものは、いくら潤滑剤を注しても効果が期待出来ないないときがあります。

そんなボルトを無理に緩めようとすると、軸径(直径)6mmくらいのボルトなら簡単に折れてしまいます。

そのままボルトが折れずに外せれば良いが、折れた場合は何ともなりません。

しかも、大抵根元で折れます。


そんな折れたボルトを取り除き、修正する術の一つは以下の方法です。

  1. 研磨刃のグラインダで折れた面を平らにする。
    グラインダが無い場合は鉄工やすりでも良いが時間がかかる。
  2. 平らにしたボルト面の中心に、センタ・ポンチで穴傷を付ける。
  3. 電動ドリルで穴傷を中心に真っ直ぐ穴を開ける。
    ドリル径は下記参考。
  4. 開けた穴にタップを使い雌ネジを立てなおす。
    重くなったら半回転程戻し、切り粉を除いてから進む。
    タップは1~3番まであるが、通常1番から使う。
  5. 潤滑剤などでネジ穴をきれいに掃除する。

ちなみに軸棒に雄ネジを切る工具をダイスといいます。



よく使われるボルトと使用するドリル(ネジ径に0.8を掛けた数字のドリル径)

軸部6mmピッチ1.0(頭部10mm)…4.8~5.2mmのドリル
軸部8mmピッチ1.25(頭部12or13mm)…6.4~6.8mmのドリル

ガス溶接を使い、ボルトを折らずに外す

ボルトが硬くて折れそうな時は、酸素アセチレン溶接を使いナット側を全体に赤くなるまで熱します。

この時、なるべくボルトには熱を加えないようにします。

つまり、直接ボルトに火を当て続けないということです。

そして、赤い色がある冷めない間に緩めます。

ナットよりボルトのほうが高温(赤い)だと、膠着具合によっては緩める時に捻じ切れる可能性があります。

当然ですが、火を使うので周りに燃え移るものなどは外すなどして排除してから行います。



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作成日:2007/12/12