コンベア・ベルトが回らない(SPG21F) / コンベア・ベルトの交換(SPG22)
コンマ播種機SPG21Fで、コンベア・ベルトが回りません。
駆動ロールのスペル・キーがはまる部分と塩ビ・パイプの接着が取れて、空回りしていました。
塩ビ用接着剤だけの固定でもしっかり乾かせば問題ないですが、更にキー溝がある側だけは、念のため穴を開け接着剤を塗ってロール・ピンを打ち込んでおきました。
ロール・ピンは、予め長さを合わせて切断したものです。
ディスク・グラインダを使って面取りするときは、熱を与えすぎないように気を付けて行います。
塩ビパイプは熱ですぐ溶けます。
他の方法として、穴開け後タップでネジ山を作り、接着剤を塗ったプラスチックのネジを入れるのも良いと思います。
プラスチックなのでディスク・グラインダで簡単に削り落とせます。
コンベア・ベルトを取り付けます。
両端のベルト中央部(ロール間)の膨らみが無くなるまで、両方のテンション・ボルトを締めていきます。
左右の張り量は同じくらいにします。
コンマ播種機SPG22で、コンベア・ベルトが切れたので交換します。
この機械は、苗箱に種籾を播種して覆土するものですが、コンベア・ベルトは土を苗箱に落とす役割があります。
コンベア・ベルトは消耗品なので、使用時間過多や年数経過によっていつかは切れます。
4本の固定ボルト(頭部10㎜正ネジ)を外してホッパを取り外します。
また、土量調整レバーも固定ボルト(頭部10㎜正ネジ)を緩めて取り外します。
このように丸見えになります。
コンベア・ベルトは見事に破れています。
コンベア・ベルトはチェーンのない側から取り外すので、チェーンがある側のテンション・ボルト(頭部10㎜正ネジ)は緩め、ない側のテンション・ボルトは外します。
チェーンがない側の軸受プレートを外し、コンベア・ベルトを取り外します。
軸受部にはシムがあるので、無くさないように注意します。
軸受プレートは、2組のボルトとナットで固定してあります。
共に頭部10㎜正ネジです。
コンベア・ベルトを挿入します。
ロールの溝にコンベア・ベルト内面の突起部をはめます。
また、手前の軸受部にもグリースを塗付しておきます。
被駆動側(左写真右側)はロール軸穴に塗付します。
両端のベルト中央部(ロール間)の膨らみが無くなるまで、両方のテンション・ボルトを締めていきます。
左右の張り量は同じくらいにします。
ホッパを取り付けたときに、ホッパ下部の仕切り板にまともに触れなければ良しとします。
触れるか触れないか程度の張りです。
ホッパを取り付けます。
土量調整レバーは、シャッタをコンベア・ベルトに乗せた状態で0位置(右端)固定します。