燃料タンクの交換(TR60) / 低回転でハンチング(K452)
クボタ管理機TR60で、燃料タンクの交換です。
見ての通り凄いサビが発生しています。
燃料コックのレバー回りから燃料が漏れていた事もあり、燃料コックも交換します。
+ネジを2本外し燃料コックを外します。
燃料タンクを外します。
燃料タンクは、頭部12㎜の長ボルト2本で固定されています。
新しい燃料タンクが届くまでに、キャブレータ掃除もして新しい燃料コックを取り付けておきます。
新品の燃料タンクを取り付けます。
燃料ゲージもキャップも付いた燃料タンクASSYです。
新品の燃料タンク内です。
市販の錆取り剤を使って錆を落としても良かったですが、やはり交換のほうが仕事が早くすっきりします。
関東農機の管理機K452で、低回転域でのハンチング症状でエンジンの調子が悪いです。
キャブレータ掃除になるので、頭部10㎜のナット2本を外してエア・クリーナを取り外します。
ラジオ・ペンチを使って、キャブレータからガバナ・ロッドとロッド・スプリングを外します。
また、燃料ホースも外します。
取り外したキャブレータです。
まずはフロート・チャンバ・ケースの固定ボルトを外して、パッキンを切らないようにフロート・チャンバ・ケースをゆっくり外します。
そして、全ての部品を外します。
キャブレータから外した部品です。
全てにキャブレータ・クリーナを吹き付け、メイン・ジェットとメイン・ノズルは穴が通っている事を確認しておきます。
燃料コックのストレーナ・カップも外して掃除しておきます。
左写真に網(フィルタ)載っていませんが、同様にきれいにしておきます。
ハンチングの症状なので、パイロット・ジェット、スロー・ジェット、スロー・エア・ジェットの掃除を重点的に行います。
このキャブレータの場合、+ネジを外した穴がロビン・エンジンで言うパイロット・ジェットになります。
パイロット・ジェットにキャブレータ・クリーナを吹き付け、メイン・ノズルが取り付く穴にあるスロー・ジェットからクリーナ液が出てくる事を確認します。
はっきりとクリーナ液が出てこれば良しです。
今回は、この穴が少し詰まっていました。
ベンチュリの右側にある小さな穴がスロー・エア・ジェットです。
この穴にキャブレータ・クリーナを吹き付けます。
前項のパイロット・ジェットとベンチュリの奥のスロー・ポートとアイドリング・ポート(アイドル・アジャスト・スクリュの先端が入る穴)から、クリーナ液が出てこれば粗方OKです。
もちろん、メイン・エア・ジェットにもキャブレータ・クリーナを吹き付け掃除しておきます。
メイン・ノズルが取り付く穴からクリーナ液が出てこれば粗方OKです。
最後はコンプレッサでエア吹き掃除します。
湿式のエア・クリーナをきれに洗浄します。
パーツ・クリーナとウエスできれいにした後は、コンプレッサでエア吹き掃除です。
キャブレータを組み付けエンジンに取り付けたら、ガバナ・ロッドとロッド・スプリングを取り付けます。
エア・クリーナを取り付け、ナットを締めて固定します。
チョーク・レバー支持部のゴムが一部破れていましたが、向きを変えて取り付けておきました。
エンジンをかけてスロットル・レバーを最低回転位置にし、アイドル・アジャスト・スクリュを回してアイドリングが安定するように調整します。
ハンチング症状は無くなり、全回転域でエンジンの調子が良くなりました。