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管理機、耕運機修理

燃料タンクの錆び落とし(LR60) / エンジン・オイル交換(AR602N、TRS60)



LR60 燃料タンク 錆びヒノモト管理機LR60(クボタTR60)で、燃料タンク内の錆びを落とします。

錆びの状態からして、錆び取り剤を使えば何と落とせそうです。

モノタロウの錆び取り剤(タンクサビ取りクリーナ)を使って落としてみます。

モノタロウ 錆び取り剤説明書を要約すると、錆び取り液を入れる前にタンク内の油分を落とし、燃料ゲージなどの付属品は外しておくと記載されています。

そして、原液を約50度のお湯で10~20倍に薄め、それをタンクに入れて最大で24時間放置するとあります。

また、すすぎ用として余分に1ℓ作っておくとあります。

錆び取り剤は1ℓ入りなので、この燃料タンク1台分(タンク容量2ℓ)の錆びを取るには十分な量です。

LR60 燃料タンク 錆び取り剤 使用前 準備燃料タンクから燃料ゲージを外し、中性洗剤を薄めた水でタンク内を適当にすすいで油分(ガソリン)を落とします。

洗剤も水洗いで落としたら、燃料の落ち口にピンク・ホースを差し込んで、結び目を作って錆び取り液が漏れないようにします。

LR60 燃料タンク 錆び取り剤 注入説明書には約50度のお湯で10~20倍に薄めるとありますが、ここではマニュアル通りに行っていません。

普通にお湯を沸かして熱湯で20倍くらい(適当)の希釈液(錆び取り液)を2ℓ作り、タンクの下に角材を入れてタンクを水平にした上で、給油口から錆び取り液を溢れる寸前まで入れます。

錆び取り液が溢れ出ない事を確認した上で、このまま放置します。

LR60 燃料タンク 錆び取り剤 使用後24時間経過後、タンクの天板裏あたりを触指で確認したら少しザラツキ感があったので、フレシキブル・ブラシで擦って落としました。

錆び取り液を排出し、水道ホースを給油口に入れてタンク内を水洗いします。

そして、すすぎ用の錆び取り液をタンク内に入れて全体に行き渡らせます。

タンクから錆び取り液を排出し、ドライヤを使いタンク内を乾かします。

写真で分かるように、それなりに(十分!?)錆びは落ちたと思います。

LR60 燃料タンク 燃料ゲージ 液体ガスケット 使用後燃料ゲージを取り付けます。

燃料ゲージは外す前からがたついていたので、燃料ゲージのパッキン回りに耐水性と耐ガソリン性に優れた液体ガスケット(スリーボンド1184)を塗付して接着させています。

この液体ガスケットは早く乾いて良いのですが、流動性が良すぎて垂れ易いのが難点です。



AR602N エンジン・オイル 排出オーレック管理機AR602Nで、クランクケースのエンジン・オイル交換です。

どのメーカの管理機も、エンジン・オイルの交換は殆ど同じ手順です。

エンジン・オイルやオイル・ジョッキは元より、廃油処理箱すらホーム・センタなどでを買える時代なので、エンジン・オイル交換は自分で簡単に出来ます。

AR602N オイル・バス・エア・クリーナ オイル交換オイル・バス式エア・クリーナのオイル交換も、自分で簡単に出来る作業です。

使用するオイルは、エンジン・オイルでOKです。

左写真は、エア・クリーナごと外してパーツ・クリーナで掃除するところです。

AR602N オイル・バス・エア・クリーナ オイル・レベル 確認油槽にオイル規定量を示す線(レベル・ゲージ)があるので、水平状態にてその線とオイルの油面が同じである事を確認できればOKです。

もちろん、クランクケースに入れるエンジン・オイルの量も水平状態で確認します。



TRS60 エンジン 水平クボタ管理機TRS60で、新車時のエンジン・オイル注入です。

どの管理機も同じですが、左写真のようにタイヤの下に角材を入れるなどしてエンジンを水平にした状態で行います。

手でタイヤを回せば、角材くらいなら簡単にタイヤを乗り上げさせる事が出来ます。

TRS60 エンジン・オイル 注油このエンジンは注油口が細いので漏斗を使い、エンジン・オイルを規定量入れます。

新車はオイルが入っていない状態で入荷されるので、次はミッション・オイルの注入ですね。