耕運軸のオイル漏れ(RC15) / 爪交換(RC6600)
ロビン管理機RC15で、耕運軸オイル漏れ修理です。
オイル・シールを交換するので、ドレン・ボルト(頭部10㎜)を外しギヤ・オイルを抜いておきます。
0.3ℓなので殆ど出てきません。
オイル・シールの外周面とケースのオイル・シール接合面に、マイナス・ドライバの先端をハンマを使って差し込み、外周面を起こしながら外していきます。
比較的、簡単に外せます。
オイル・シールを外すと左写真のようにベアリングが見えてきますが、ベアリングは交換しません。
新品のオイル・シールです。
組み付け前にリップ部にグリースを塗付、外周面(はめあい部)にエンジン・オイルを薄く塗付します。
オイル・シールの取り付けです。
鉄パイプなどをあてがい、ハンマでその上を対角線上にずらしながら均等に叩いて打ち込みます。
使用するパイプは、極力オイル・シールの外周と同寸のものを使用します。
パイプ径が小さ過ぎると、オイル・シールが変形してしまいます。
ロビン管理機RC6600で、爪交換です。
この状態で爪交換するのもいいですが、爪軸を取り外して行ってみます。
爪軸はピン1本で固定されているだけなので簡単に取り外せますが、保管状態の悪い機械では、ピンや爪軸が膠着して容易に取り外せないこともあります。
4本の固定ボルト(頭部12㎜)を取り外し、サイド・カバーを取り外します。
ちなみに、爪交換前は爪が摩耗しているので、サイド・カバーを外さなくてもカバーをかわしながら爪軸を引き抜くことが出来ます。
引き抜いた左右の爪軸です。
爪(正逆爪)は、2組のフランジ・ボルトとフランジ・ナットで共締めしてあります。
共に頭部14㎜正ネジです。
新品の爪と取り外した爪です。
ここまで摩耗したら全く耕すことがきません。
偏芯爪が向かい合わないように、左右の爪軸を取り付けます。
実際はどのように取り付けても問題ありませんが、新品時はそうなっています。