張込詰まり(SDR25SEZ) / 排塵機が作動しない(NSA115)
サタケ乾燥機SDR25SEZで、張り込み詰まりです。
上部カバーの点検口を外し中を確認してみると、上部コンベアの拡散羽根が見えない程に籾が入っています。
明らかに入れ過ぎです。
入れ過ぎてしまった籾は、桶などを使ってすくい出すしか方法はありません。
拡散羽根が完全に露出するまで、ひたすら籾を外に出します。
満量センサが働いていない可能性があるので、上部カバー前方にある満量センサを取り外して確認します。
ゴム膜が破れています。
これでは籾を感知できません。
籾を感知できないと満量ブザーが鳴らないので、ブザーをあてにして張り込むと入れ過ぎになってしまいます。
念のため、満量センサの信号線(2Pコネクタ)を適当な銅線を使って短絡させ、満量ブザーが鳴るか確認しておきます。
満量ブザーが鳴るのを確認出来たので、部品が届くまで蓋をしておきます。
新しいセンサに取り替えます。
プレートはそのままで、センサだけを交換します。
カネコ乾燥機NSA115で、排塵機が作動しません。
恐らく、排塵機のケース内にゴミが溜まってファンが回らないのでしょう。
ちなみに、排塵機が回らなくても乾燥機は作動します。
まずは、排塵機の出力線(3Pコネクタ)からAC200Vが出力されているか、コネクタを外してサーキット・テスタで確認します。
出力線は3本線ですが、排塵機は単相モータで作動しているので、真ん中の線は無視して両端で200V出ていればOKです。
両端で200Vの出力を確認出来たので、やはり排塵機側の問題という事になります。
排塵ダクトを外し、上部コンベア・ケースから排塵機を取り外します。
楔を2本外すだけです。
取り外した排塵機です。
モータは触れないほど熱くなっています。
左写真で分かるように、ロータ(ファン)の回りにゴミが詰まっています。
これではロータは回りません。
溜まっているゴミを全て取り出します。
今回は運良くモータが焼けずに済みましたが、そうならないためにも、出来ればシーズン毎の掃除が望ましいですね。