エンジンが直ぐ止まる(NB30K) / 吹け上がらない(NB2310H)
ロビン草刈機NB30Kで、エンジンが直ぐに止まってしまいます。
キャブレータ掃除をします。
燃料コックを取り外すと、キャブレータに燃料フィルタが付いています。
この小さな網が燃料フィルタです。
ゴミが付着していたので、きれいに掃除します。
スロットル・バルブを取り外し、キャブレータを取り外します。
スロットル・バルブは、取り付け部がネジになっています。
プライヤなどで摘まんで回せば簡単に緩みます。
キャブレータの分解掃除です。
このフロート式のキャブレータは、とてもシンプルな構造なので掃除は簡単だと思います。
全ての穴にキャブレータ・クリーナを吹き付けます。
ニードル・バルブのプッシュ・ピンがスムーズに動く事を確認します。
メイン・ノズルは埋め込みタイプなので、無理に取り外しませんでした。
フロートは、「UP」と書いてある側を上に向けて取り付けます。
したがって、左写真では「UP」の文字は見えません。
ロビン草刈機NB2310Hで、エンジンが吹け上がらないです。
燃料フィルタの詰まりはなくエンジンの始動性も良いので、基本的にはキャブレータの詰まりか、よくあるマフラ排気口の詰まりを疑います。
マフラ排気口をドライバで突っ突いても詰まりはありません。
また、燃料を入れ換えても症状は変わりません。
キャブレータ掃除をして全ての穴が通り、ダイヤフラムの硬化もなく問題なかったのですが、症状は変わりません。
他、考えられるのは排気孔がカーボンで塞がり狭くなっていることくらいです。
排気孔を見るためマフラを取り外します。
排気孔回りにカーボンが付着しています。
思ったほど付着していませんでしたが、更に付着して塞がると全く吹け上がらなくなります。
ピストンは、傷も無くきれいなものです。
マフラもこのようにカーボンで目詰まり気味です。
排気の流れが悪いと、エンジンは勢いよく回りません。
キャブレータ・クリーナを吹き付け、マイナス・ドライバなどで擦り落とします。
最後は、コンプレッサでエア吹きしてきれいにします。
キャブレータ・クリーナを吹き付け、カーボンをマイナス・ドライバなどで擦り落とします。
この時、絶対にカーボンをシリンダ内に落とさないように気を付けます。
ピストン往復時にシリンダ・ボア表面やピストン・リングが傷付きます。
以後、組み付けてエンジン始動しても今ひとつ症状が回復しません…。
その状態で、キャブレータのスロットル・バルブの芯弁調整を行っても駄目でした。
最後はキャブレータ交換で直りましたが、何らかの原因(人為的)でスロットル・バルブの芯弁とメイン・ノズルの位置バランスが崩れているのでしょうか…。
それくらいしか思いあたりません。