刈刃ががたつく(NB2510H) / メイン・パイプ折れ(BCZ261ST)
  
  
 ロビン草刈機NB2510Hで、刈刃ががたつきます。
ロビン草刈機NB2510Hで、刈刃ががたつきます。
  
  手で刈刃を回しても酷いがたつきです。
  
  巻付き防止板が摩耗しているのもありますが、刈刃との隙間もかなり出来ています。
 ギヤ・ケース内のベアリングが破損しているのは明白なので、6角穴付きボルト(穴の2面幅4㎜)を緩める、若しくは外すかしてギヤ・ケースを取り外します。
ギヤ・ケース内のベアリングが破損しているのは明白なので、6角穴付きボルト(穴の2面幅4㎜)を緩める、若しくは外すかしてギヤ・ケースを取り外します。
  
  6角穴付きボルトは、パイプに直接締め込んである方が抜け防止用です。
  左写真のようにパイプに1箇所穴が開いていますが、それがギヤ・ケースの抜け防止用の穴です。
 外したギヤ・ケースのスプライン穴は特に異常ありません。
外したギヤ・ケースのスプライン穴は特に異常ありません。
  (左写真では分かりませんが…)
  
  恐らくですが、ベアリング以外にベベル・ギヤも相当摩耗していると思います。
  ギヤ・ケースはASSYで交換します。
 その前に、動力伝達シャフトを取り外して異常がないか確認します。
その前に、動力伝達シャフトを取り外して異常がないか確認します。
  そのまま引き抜くだけで簡単に外れます。
  
  両端のスプライン部はそれなりに摩耗してますが、問題ないレベルです。
  またシャフトが1箇所錆びていたので、その部分だけカップ・ブラシ・グラインダで磨いておきました。
 シャフトをウエスできれいに拭いたら、リチウム・グリースをクラッチ側のスプライン部に分厚く塗布します。
シャフトをウエスできれいに拭いたら、リチウム・グリースをクラッチ側のスプライン部に分厚く塗布します。
  そしてシャフトをパイプに挿入し、クラッチ・ドラムまでしっかり入れます。
  
  クラッチ・ドラムもスプライン嵌め合いなので、押す引くを繰り返して奥まで入ったことを確認します。
  
  グリースを分厚く塗付する理由は、シャフトを挿入しながらパイプ内の防振軸受けにグリースを塗付するためです。
 新品のギヤ・ケースASSYです。
新品のギヤ・ケースASSYです。
  
  1万円以上する部品なので、定期的にグリースを注入して長持ちさせたいですね。
 新品のギヤ・ケースなので、グリースがしっかり注入されています。
新品のギヤ・ケースなので、グリースがしっかり注入されています。
  
  抜け防止用の6角穴付きボルトは付いてきませんので、取り外したギヤ・ケースのものを使います。
  
  
 ゼノア草刈機BCZ261STで、メイン・パイプが折れてしまいました。
ゼノア草刈機BCZ261STで、メイン・パイプが折れてしまいました。
  
  ぞんざいに扱ったのが原因だと思いますが、安価な草刈機ではないので残念です。
 ピンが切れてシャフト接続部のスプリングが外れてしまっています。
ピンが切れてシャフト接続部のスプリングが外れてしまっています。
  
  ちなみにパーツ・リストでは、シャフトASSYになっていてピンを注文する事が出来ません。
 メイン・パイプの抜止めボルトは既に外してあります。
メイン・パイプの抜止めボルトは既に外してあります。
  
  パイプ締付ボルトを緩めたら、クラッチ・ハウジングに嵌っているメイン・パイプの端部をマイナス・ドライバで少しづつ起こして引き抜いていきます。
 シャフトの先端は左写真のようになります。
シャフトの先端は左写真のようになります。
  
  ピン穴にロール・ピン!?を打ち込めば良いはずです。
  
  負荷がかかり過ぎるとピンが折れる仕組みです。
 メイン・パイプだけを交換するので、それ以外は全て外します。
メイン・パイプだけを交換するので、それ以外は全て外します。
  
  ネジを緩める(外す)だけなので、とても簡単です。