スロットル・レバーとワイヤ交換(AM61B)
オーレック・オート・モアAM61Bで、スロットル・レバーとスロットル・ワイヤの交換です。
見ての通りもう駄目なので、スロットル・レバーを外します。
搭載エンジンはクボタGR170Eです。
スロットル・レバーからスロットル・ワイヤを外します。
両方交換するので外す必要はありませんが…。
アウタ・ケーブルは、ケーブル保持器(プレート)をかしめて挟み込んであるだけなので、左写真のようにマイナス・ドライバを差し込み開きます。
そして、コントロール・レバーと連結されているインナ・ワイヤの+ネジを十分に緩めます。
スロットル・ワイヤは引き抜けば外れます。
スロットル・ワイヤはハンドル回転板の中を通してあるので、外したスロットル・ワイヤを利用して通します。
新品のスロットル・ワイヤと外したスロットル・ワイヤをビニール・テープで適当に固定します。
適当と言っても、通す方向にインナ・ワイヤが引っ掛からないようにビニール・テープを巻きます。
古いスロットル・ワイヤを留めている結束バンドなどは、緩めるか切断しておきます。
ハンドル回転板の中を通したところです。
そのまま引き抜いてスロットル・レバーのところまで持っていきます。
ビニール・テープを外したら、古いスロットル・ワイヤは御役御免です。
これでスロットル・ワイヤの取り回しは以前と同じです。
新品のスロットル・レバーです。
通常、スロットル・レバーは外さなくてもスロットル・ワイヤを交換出来ます。
インナ・ワイヤの先端丸い部分をスロットル・レバーの丸い切欠き部分に入れます。
そして、スロットル・レバーの切欠き溝にインナ・ワイヤを嵌めていきます。
インナ・ワイヤを変に曲げないように気を付けて、アウタ・ケーブルをスロットル・レバーのケーブル保持部に入れます。
しっかり差し込んでおきます。
スロットル・レバーを取り付けます。
レバーは最低回転位置(アイドリング)にしておきます。
エンジン側にスロットル・ワイヤを取り付けます。
先に、アウタ・ケーブルをケーブル保持器に取り付けます。
プライヤなどを使って、抜けない程度にケーブル保持器をかしめます。
かしめ過ぎるとアウタ・キャップ(ケーブル)が潰れ、インナ・ワイヤの動きが悪くなるので注意します。
次にインナ・ワイヤを固定しますが、一旦インナ・ワイヤを引いて引っ掛かりが無いかを確認します。
そして、インナ・ワイヤを僅かに弛む程度にしたら、コントロール・レバーがストッパ・ネジに当たった、最もエンジン回転が低い位置で+ネジを締めます。
エンジンを始動し動作確認します。
問題が無い事を確認出来たら、結束バンドを締め直して完了です。