草刈が出来ない(HR662) / 前輪が回らない(WM726TL、WM736)
オーレック・ハンマナイフ・モアHR662で、きれいに草刈りが出来ません。
ベルト・カバーを外してみると、Vベルトが酷く磨耗しています。
Vベルトが滑って回転不足になっているのが原因です。
Vベルトを交換するので外します。
テンション・プーリがガタついているので、プーリ・ベアリングも交換します。
テンション・プーリからVベルトが脱線し回っていた跡があります。
E型止め輪を外し、テンション・アームを外します。
プーリ・ベアリングを交換するので、軸用スナップ・リングを外します。
プーリを外します。
穴用スナップ・リングを外してプーリからベアリングを外し、新品のベアリングを取り付けます。
手でプーリが簡単に引き抜ける程だったので、プーリ取り付け軸に高強度の緩み止め剤を塗っておきます。
本来は、テンション・アームを交換すべきですね。
ナイフ・クラッチ・レバーを入れた時はVベルトがしっかり張り、切った時はつられ回りしない事を確認します。
少し張りが弱い感じだったので、ナイフ・クラッチ・ワイヤを調整しておきます。
調整後は、忘れずにロック・ナット(頭部12㎜)を締めておきます。
オーレック・ウイング・モアWM726TLで、前輪が回りません。
まずは、高圧洗浄機で洗います。
車軸ピンが折れていたのが原因です。
前輪のピン穴と車軸の折れたピンが埋まっている位置を合わせて、ピン抜きポンチを使い、ハンマで叩いて古いピンを抜くだけです。
折れたピンの膠着が酷くすんなり抜けなかったので、前輪アームの支軸ボルトを外し、前輪駆動シャフトであるユニバーサル・ジョイントをスプライン部で分離し、前輪アームごとごっそり外します。
さらに外し、ドライブ・ギヤ・ボックス単体にします。
左写真で分かるように、車軸に折れた車軸ピンが埋まったままです。
熱を入れないと折れたピンが外れなかったので、新しい車軸ピンがすんなり入るか確認しておきます。
前輪を取り付けたら、ユニバーサル・ジョイントのスプライン部を入れながら前輪アームを元に戻し、ジョイント・カバーと草巻防止カバーを取り付けます。
当然ですが、ユニバーサル・ジョイントのスプライン部にはグリースを塗付しておきます。
オーレック・ウイング・モアWM736で、前輪が回りません。
車軸ピン折れです。
頭部12㎜の固定ボルトを外し、草巻防止カバーを外します。
折れた車軸ピンです。
酷い膠着もなく、割と簡単に外せたので良かったです。
新しい車軸ピンを入れ、ベータ・ピンを嵌めて抜け止めをし、草巻防止カバーを取り付けます。