モアのナイフまわり1

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オーレック・ウイング・モアWM736で、ナイフを回すと異音が出て草が刈れません。

ユニバーサル・ジョイントの十字軸にがたつきがある事から、回転時に振れてジョイント・カバーが破れています。

しかし、今回の症状の直接的な原因はこれではありません。

左右のナイフが干渉し合っているので、ギヤ・ボックス内のギヤの破損が原因である可能性が高いです。

ユニバーサル・ジョイントががたついたまま使用していると、ギヤ・ボックス内のギヤへの負荷が増え、ギヤの破損に繋がるかもしれません。

ギヤ・ボックスを外すので、先にベルト・カバーとベルトを外します。

ジョイント・カバーを外し、ユニバーサル・ジョイントを外します。

左写真で分かるように、端に付いている針金をニッパで切ってから平行ピンを抜くだけです。

手でナイフとプーリを回して、ギヤの遊びや噛み合わせ具合を確認してみると、右側のギヤ・ボックス内でギヤの破損らしき感触があります。

左側のギヤ・ボックスに異常は見られなかったので、右側のギヤ・ボックスだけを外します。

袋ナット(逆ねじ)を外し、ナイフ・ネックガードごとナイフを外します。

右軸が逆ねじで、左軸が正ねじになっています。

頭部12㎜の固定ボルト(正ねじ)を4本外し、右側のギヤ・ボックスを外します。

使用時間が多くなると、ロータリ・カバーがヒビ割れする事があります。

溶接し易いこの状態で、全体をしっかり確認しておきます。

横軸カバーとギヤ・ボックスを連結している固定ボルト(頭部10㎜)が1本ありません。

整備時に増し締めするボルトではありますが、使いっぱなしという事もあり、振動で緩み外れたようです。

今回はギヤ・ボックスごとごっそり交換です。

このような故障を減らすためにも、定期的な点検整備とグリース・アップは大事ですね。





オーレック・ウイング・モアWM716TLで、前項と同じ症状で、ナイフを回すと異音が出て草が刈れません。

原因は同じで、右側のギヤ・ボックスを外し横軸を抜いてみると、やはりベベル・ギヤが破損しています。

左写真で分かるように、歯が2箇所欠けています。

2つのベベル・ギヤとオイル・シールの交換ですね。



オーレック・ウイング・モアWM736Aで、前項と同じ症状で、ナイフを回すと異音が出て草が刈れません。

やはり右側のギヤ・ボックスに異常が見られたので、右側のギヤ・ボックスを外します。

ギヤ・ボックスから横軸と縦軸を外します。

スパイラル・マイタ・ギヤが破損しています。

716TL型と違い736A型は、ストレート・ベベル・ギヤではなく振動が少ないスパイラル・マイタ・ギヤが使われています。

また、スペル・キーからスプラインに変更されています。





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