ジョイント・カバー交換(WM736A) / ユニバーサル・ジョイント破損(WM736A) / 袋ナット交換(AZ736B)
オーレック・ウイング・モアWM736Aで、ジョイント・カバーが破れたので交換します。
一旦ジョイント・カバーを右側に上げて、左側のユニバーサル・ジョイントを剥き出しにした後、端部の針金をニッパで切ってから平行ピンを抜き、左写真のようにユニバーサル・ジョイントを外します。
左側のロータリ・カバーを倒して、モア本体を壁にもたれ掛けて倒れないようにしておくとやり易いです。
ジョイント・パイプとジョイントを分離します。
折角なので、ジョイント・パイプ内とユニバーサル・ジョイント内にグリースを注入しておきます。
左写真のように、ジョイント・パイプ内にリチウム・グリースを少し入れます。
右側のユニバーサル・ジョイントも外して、ギヤ・ボックスの横軸が取り付く穴からリチウム・グリースを入れます。
グリースの注入が終わったら、右側のユニバーサル・ジョイントを元に戻し、平行ピンを入れて針金で締めておきます。
針金の締め方は後述の通りです。
ジョイント・パイプにジョイントを挿入したら、新しいジョイント・カバーを正しい向き(左写真)で入れます。
念のため、左右のナイフの位相が90度角(T字)になっているか確認してから、ユニバーサル・ジョイントをギヤ・ボックスの横軸に取り付けます
平行ピンを入れて針金で抜け止めをしますが、左写真のように、針金は窪みのある箇所で締め、必ず回転方向に沿って倒しておきます。
逆側に倒すと、場合によってはジョイント・カバーが破れる恐れがあります。
今回は市販の適当な針金を使っていて、見た目もあまり上手く締まってませんが、平行ピンが抜けなければOKです。
ジョイント・カバーをギヤ・ボックスに被せたら、両端ともカバー・リングを嵌めて固定します。
ロータリ・カバーを水平にして完了です。
オーレック・ウイング・モアWM736Aで、ユニバーサル・ジョイントの破損です。
ジョイント・カバーも含め、ユニバーサル・ジョイントASSYでの交換になります。
左写真で分かるように、ユニバーサル・ジョイントは完全に壊れています。
ジョイント・カバーを外し、両端の平行ピンを抜き、壊れたユニバーサル・ジョイントを外します。
左側のロータリ・カバーを倒して、モア本体を壁にもたれ掛けて倒れないようにしておくとやり易いです。
新しいユニバーサル・ジョイントを取り付けます。
平行ピンを入れて針金で抜けないようにしますが、左写真のように、針金は窪みのある箇所で締め、回転方向に沿って倒しておきます。
取り付ける順番としては、片方(右側)のユニバーサル・ジョイントを取り付ける、ジョイント・カバーを奥まで入れる、もう片方(左側)のユニバーサル・ジョイントを取り付ける、ジョイント・カバーを被せるといった具合です。
共立ウイング・モアAZ736B(オーレックWM736B)で、ナイフ・ネックガードとナイフ・ブラケットを固定している袋ナットの交換です。
後々のトラブルを未然に防ぐため、ナイフ交換時にナイフ固定ボルト(頭部12㎜)も同時に交換しておく事は大事ですが、それと同時に袋ナットの状態を確認しなければいけません。
左側の袋ナットの袋部が無くなっています。
左写真のような状態で使い続けると、ナットの角が無くなり工具を掛けられなくなるばかりか、縦軸のねじ山まで磨り減ってしまい、最悪は新しい袋ナットを掛ける事すら出来なくなるので、袋部がなくなった袋ナットは早めに交換すべきです。
新品の袋ナット(頭部19㎜)に交換します。
左側は正ねじなので、左に回して外し、右に回して締めます。
電動インパクト・レンチを使うので、作業は簡単です。
ついでなので、右側の袋ナットも交換しておきます。
右側は逆ねじなので、右に回して外し、左に回して締めます。
逆ねじなので、バネ座金も逆ねじ用を使っています。
純正ナットなので、最初から緩み止めが塗布してあり安心です。