ロール軸のベアリング交換(MRB330) / 除糠網交換(B-80J2)
カンリウ精米機MRB330で、ロール軸のベアリング交換です。
手でロール軸を回すと、ベアリングのグリースが切れた感じでゴロゴロと音がします。
がたつきも少しあります。
排出部を外します。
Vベルトとプーリを外し、側板を止めているネジを全て外します。
ロール・ハウジングをごっそり外します。
網受枠を外し、除糠網を外しておきます。
除糠網は、まだ破れていないので交換しません。
精米機の内部です。
中央に見えるのは落とし口ですが、貼ってある隙間材が破れるとお米が漏れます。
頭部10㎜のボルト3本を外し、ロール・ハウジングを分離します。
ロール軸を抜きます。
左写真は、ロール軸の軸頭を角材に打ち付けているところです。
ハンマで軸頭を叩くより手早いと思っただけです。
取り外し前に、耐水ペーパ(#800くらい)などで軸の表面をしっかり磨いておく事が大事です。
途中からは軸頭に鉄の丸棒などをあてがって、その上をハンマで叩きます。
丸棒を垂直にあてないと軸頭が潰れる恐れがあるので、慎重に行います。
ロール軸が地面を突かないように、馬ジャッキの足の部分、鉄パイプ、角材を利用し、ストロークを稼ぎました。
軸受ハウジングからベアリングを外すため、スナップ・リング(穴用)を外します。
反対側から、ベアリングを叩いて外します。
鉄の丸棒などをあてがって、その上をハンマで叩きます
左写真は、先にプーリ側のベアリングを外しています。
ロールは少々摩耗していますが、まだ精米できているので交換しません。
左からコンベア・ロール、研米羽、精白ロールの並びです。
三菱(カンリウ)循環型精米機B-80J2で、除糠網の一部が破れたので交換です。
ここで精米されますが、使い続けると摩耗して穴が開き、米が糠とともに落ちてしまいます。