ロール交換(SR2212E)
カンリウ精米機SR2212Eで、ロールの交換です。
1回通し型の精米機ですが、抵抗をかけても思うような白さにならない症状です。
消耗部品(ロール、除糠網など)の交換依頼もあり、それで症状は改善されると思います。
白度ダイヤル、カバーを外します。
排出部(出口ケース)を外すと、出側開口部からロールが見えます。
排出部にある円盤のようなものが圧迫板です。
これは、前項写真の出側開口部から出てくる白米に対して、妨げるように抵抗をかける重要な役割があります。
圧迫板のベアリングは、かなりがたついていたので交換しました。
このがたつきが酷いと、ムラ搗きなどの精米不良になります。
ひょっとしたら、ここのベアリング交換だけで症状が改善されるかもしれません…。
Vベルトとプーリを外します。
そして、ロール軸の軸受固定ボルト3本と、前面ケースの固定ネジ(前項写真)4本を外します。
この時、ロール・ハウジングが外れるので、落ちないように手で支えておく必要があります。
ロール軸を固定している逆ネジの特殊ナットを外します。
シャフトは、ディスク・グラインダで削ったような跡があります。
以前に、プーリがすんなり外れなかったのでしょうか…。
固定ボルトを外し、ロール・ハウジングと前面ケースを分離します。
受枠に組み込まれた除糠網は、挟み込んであるだけなので簡単に外れます。
ロール・ハウジングからロール軸を抜きます。
ロールの頭(ロール止め)は、そこそこ摩耗しています。
まだ使えそうな気がしますが、交換依頼なので交換します。
6角穴付きボルトを外しロール止めを外すと、ロール軸からロールを外す事ができます。
ロールは叩いて抜きますが、割れないように樹脂ハンマを使います。
あまり違いが分かりませんが、先端のほうが少し減っていますね。
除糠網の交換です。
上の網2つが新品です。
破れていないし厚みもあるのでまだまだ使えると思いますが、そういう要望なので…。