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田植機修理

エンジン・オイル交換(PM43) / 電磁弁膠着(MPR55、PM53) / ハンチングする(RR50) / エンジンが始動しない(SPJ400) / エンジンが高回転のまま(PG6D)



PM43 エンジン・オイル 交換イセキ田植機PM43で、エンジン・オイル交換です。

シートの下にあるエンジンの排油口は全部で3ヵ所ありますが、側面のベアリング・ケース下部にあるドレン・ボルト(頭部14㎜)1本を取り外すだけで十分です。

オイル栓にゲージが付いているので、エンジン・オイルはゲージの上限線まで入れておきます。

大体1ℓ弱ですね。



MPR55 電磁弁(燃料カット・ソレノイド)ミツビシ田植機MPR55で、エンジンが始動しません。

バッテリ十分でキーSWをオンにした時、電磁弁が「カチッ」っと働く音がしなかったので電磁弁膠着を疑います。

電磁弁が働かないと燃料が送られないので、エンジンはプスッとも言いません。

音が聞き取り難い場合は、電磁弁を手で触りながらキーSWをオンにすると感触があるので分かると思います。

MPR55 電磁弁(燃料カット・ソレノイド) 取り外し 膠着電磁弁はキャブレータの下部に取り付いていて、12㎜のスパナで取り外せます。

やはり、酷い電磁弁膠着です。

キャブレータ・クリーナを吹き付けてから、ラジオ・ペンチで芯弁を摘まみ、グリグリ回したり奥へ入れたり出したりして膠着を取ります。

手で芯弁を押して離したら、すぐに内部のバネ力で押し出るようになるまで繰り返します。

原因は古いガソリンが残っていたせいですが、ここまで酷いとキャブレータ内も恐らく酷い状態だと思います。



PM53 電磁弁(燃料カット・ソレノイド) 洗浄後イセキ田植機PM53で、キャブレータの電磁弁膠着が原因でエンジンが始動しません。

左写真は、綺麗に掃除した状態です。

メーカ問わず、キャブレータの下部(フロート・チャンバ・ケース)にこのような電磁弁が付いている田植機は全て同じ事が言え、膠着すると燃料がカットされたままになります。



RR50 キャブレータ 取り外しヤンマー田植機RR50で、エンジンが中低速域でハンチングします。

キャブレータの分解掃除で直る症状なので、キャブレータを取り外します。

RR50 キャブレータ 分解掃除 パイロット・ジェット 詰まりキャブレータを分解して掃除します。

パイロット・ジェットが詰まっていました。

パイロット・ジェットとそれに繋がる穴(スロー・エア・ジェットなど)が詰まっていたり通りが悪いと、今回のようなハンチング症状になります。

RR50 キャブレータ 取り付けキャブレータ・クリーナで掃除後、全ての穴が通っている事を確認出来たので、キャブレータを元に戻しエンジンに取り付けます。

キャブレータには、ガバナ・ロッド、ガバナ・スプリング、燃料ホースが取り付くだけです。



SPJ400 エンジン キャブレータクボタ田植機SPJ400で、エンジンが始動しません。

1年間ガソリンが残ったままです。

キャブレータが詰まっている可能性があります。

SPJ400 キャブレータ フロート・チャンバ・ケース 燃料抜きフロート・チャンバ・ケースのドレン・レバーを引き、キャブレータ内の古いガソリンを抜きます。

地面に落ちるガソリンの色が茶色から透明に変わったので、とりあえず良しとします。

その後、エンジンは始動して調子は良かったのですが、やはりガソリンは抜いて保管する事が大事です。

キャブレータは、詰まる寸前になっているかもしれません…。



PG6D 燃料タンクイセキ田植機PG6Dで、エンジンが高回転のままです。

アクセル・ワイヤ膠着、ガバナ・シャフト膠着、キャブレータのスロットル・バルブ膠着などを疑います。

まずは、Rピンを外し燃料タンクを横ずらしします。

PG6D ガバナ・シャフト 膠着やはり、ガバナ・シャフトが膠着していました。

膠着が溶けるまで、潤滑剤を吹き付けてはガバナ・シャフトを左右に回すを繰り返します。

シートの真後ろに施肥機があります。

施肥機を使った後は、きれいに掃除しておかないと錆が発生してこのような弊害が生じます。

PG6D キャブレータ 錆キャブレータのスロットル・バルブは膠着がなかったようです。

しかし、錆が酷いです。