キャブレータの燃料浸み(NSU55) / エア・クリーナ・エレメント交換(JC4A)
クボタ田植機NSU55で、キャブレータのフロート・チャンバ・ケース下あたりに燃料浸みがあります。
エンジンの調子は良いので、燃料漏れだけを直します。
エア・クリーナを外します。
燃料ホースが経年劣化で硬化すると、いつか破れて燃料が漏れます。
見た感じ触った感じでは、硬化していますが破れていません。
出口(排出)側の燃料ホースは、経年劣化で硬化しているので交換します。
径が細い出口側の燃料ホースは、径が太い入口側の燃料ホースに比べると痛み易く、実際に出口側だけが硬化していましたが、部品代も知れているので入口側、そして燃料コックと燃料ポンプ間も交換しておきます。
キャブレータのフロート・チャンバ・ケースを外します。
ソレノイド兼固定ボルトなので、メガネ・レンチでこれを外します。
フロート・チャンバ・ケースを外してみると、パッキンが切れています。
今回の燃料浸み(漏れ)の原因はこれです。
先端の細いマイナス・ドライバなどで古いパッキンを外し、コンプレッサを使い、キャブレータ全体をきれいにエア吹き掃除しておきます。
新品のパッキンを取り付けて、フロート・チャンバ・ケースを取り付けます。
キャブレータとエア・クリーナを取り付け、しばらく様子を見ます。
燃料浸みがなくなったので良しとします。
クボタ田植機JC4Aで、エンジンはとても調子が良いですが、エア・クリーナ・エレメントの確認をします。
エンジン回りの簡易点検の1つです。
ボンネットとリヤ・カバーを外します。
エア・クリーナ・ケース・カバーを外し、エア・クリーナ・エレメントを外します。
エレメントが原形を留めていますが、スポンジがボロボロ取れてくる感じです。
指で擦ると、どれだけでも捲れてきます。
このままではキャブレータ(エンジンにも)に悪影響を及ぼしかねません。
エア・クリーナ・ケースの状態を見ると、キャブレータ側は問題なさそうです。
ケース内をウエスで拭いておきます。
新品のエア・クリーナ・エレメントに交換です。
エンジン・オイルを全体に少し浸み込ませます。
手で搾ってから取り付け、エア・クリーナ・ケース・カバーを取り付けます。
後は、燃料コックのフィルタ・ポット(ストレーナ・カップ)のゴミを除去し、エンジン・オイルの量が十分か確認をしておくと安心です。