田植機の動力伝達関係4

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クボタ田植機EP65で、ミッション・ケースの出力軸からのオイル漏れです。

ミッション・ケースと言っても内部に変速装置が入っている訳ではないので、厳密にはミッション・ケースではなく単にギヤ・ケースという事になりますが、このギヤ・ケースの出力軸のオイル・シールを交換します。

HST変速なので、油圧で回転するギヤからギヤ・ケース内の各ギヤと差動装置(ディファレンシャル・ギヤ)を経由して前車軸へ、そして出力軸からプロペラシャフトを介して後車軸にも動力が伝達される仕組みになっています。

ギヤ・ケース内のギヤ・オイルを抜きます。

この田植機の前車軸ケースはグリース潤滑なので、ギヤ・ケース下部にあるドレン・ボルト1本を外すだけです。

プロペラシャフトの抜け止めである、頭付きピンを止めている割りピンを外します。

プロペラシャフトから頭付きピンを外します。

反対側の頭付きピンも外したら、ユニバーサル・ジョイントをハンマで軽く叩いて奥へずらし、プロペラシャフトを外します。

左写真のように、プロペラシャフトが外れます。

出力軸側からも外します。

潤滑剤を吹き付けておくと、すんなり外れます。

出力軸からユニバーサル・ジョイントを外します。

オイル・シールを外す前に、出力軸回りをパーツ・クリーナで洗浄し、ウエスで拭いてきれいにしておきます。

オイル・シールの嵌め合い部に向かって、ハンマを使いマイナス・ドライバの先端を打ち込みます。

左写真のように、外から内に向かって打ち込みます。

オイル・シールの嵌め合い部が収まる面、そして出力軸を傷付けないように気を付けて行います。

マイナス・ドライバの先端を起こし、オイル・シールを外します。

厚みがあまりないオイル・シールなので、割と簡単に外せます。

きれいに下処理をしたら、新しいオイル・シールを取り付けて、外した順番と逆の順番で元に戻していくだけです。





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