苗載せ台の受け材交換(SPU500) / 摺動板のプレート交換(NSD8)
クボタ田植機SPU500で、苗載せ台の受け材の交換です。
苗載せ台が大分下がってきて摺動板との隙間が無くなってきたので、苗載せ台を外して、苗載せ台の受け材を交換します。
シート下のアワー・メータを見ると、使用時間は550時間を越えたところです。
苗載せ台は、水平スプリング、各条止めワイヤ、コネクタ、横送りステーを外した後、摺動板との連結を兼ねた2個の受け材の固定ナット(頭部10㎜)を2本外すと、後は1~2人で上方向に持ち上げて外す事が出来ます。
横送りステーと苗載せ台は、頭部12㎜のボルト2本で固定されています。
苗載せ台側の受け材が摩耗しています。
田植機を使用する前に、しっかり注油をしていれば長持ちする部品です。
外してみると偏摩耗している事がよく分かります。
規定では、厚みが6㎜以下になったら交換となっています。
これが新品の受け材です。
全然違いますね。
苗載せ台側の受け材は2つなので、2つとも交換します。
摺動板側の受け材は、苗載せ台との連結を兼ねた受け材が取り付いています。
こちらもそれなりに摩耗しています。
摺動板から古い受け材を外し、摺動面をきれいに拭き上げます。
摺動面が摩耗して少し凹みが出来ている箇所がありますが、摺動板は交換せずこのままいきます。
摺動板側に取り付ける新品の受け材です。
苗載せ台側に取り付ける2つの受け材と違い、摺動板から脱線しないような形状になっています。
摺動板側の受け材は2つなので、2つとも交換します。
摺動板にリチウム・グリースを塗付し、受け材を取り付けます。
横から滑らせて入れます。
こちらは、苗載せ台の上部を支えている受け材(ガイド)です。
これも2つあるので、2つとも交換しておきます。
ガイドは、先に苗載せ台に入れておきます。
当然、グリースを塗り込みます。
苗載せ台を取り付けた後の写真です。
苗載せ台の青い樹脂部分と摺動板との間に隙間が出来たのでOKです。
クボタ田植機NSD8で、摺動板のプレートと苗載せ台の受け材(Lガイド)を交換します。
苗載せ台が大分下がってきて、摺動板との隙間が無くなってきたからです。
この田植機は、摺動板の摺動面にステンレスのプレートが張り付けてありますが、左写真で分かるように、プレートが破れて下地が剥き出しになっています。
+ネジを外し、プレートを外します。
+ネジはショック・ドライバを使って外します。
ドライバの衝撃を伝えるため、摺動板の下に角材と馬ジャッキを入れる必要があります。
新品のプレートを取り付けます。
+ネジをしっかり締めてプレートを固定します。
苗載せ台側は、給油スポンジがボロボロに破れてます。
受け材とボロボロの給油スポンジを外して、これらを取り付ける面をきれいに掃除します。
新品の受け材と給油スポンジを取り付けます。
この田植機は、給油口から給油して給油スポンジに油が浸み込み浸み出す事で、油膜が張ったプレートの上を受け材(苗載せ台)がスムーズに滑るようになっています。
つまり、使用前の給油がとても大事なんです。