エンジンが始動しない(T245D) / エンジン・オイル交換(FT240)
クボタ・トラクタT245Dで、エンジンがかかりません。
セル・モータは勢い良く回るので、ほぼ燃料系のトラブルです。
見るからに燃料フィルタに水が溜まっていたので、外して水を抜きフィルタを掃除します。
ストレーナ・カップと燃料フィルタを洗浄します。
現場という事でコンプレッサを持ち合わせておらず、キャブレータ・クリーナとパーツ・クリーナを使った洗浄しか出来ません。
それなりに汚れと水分を落としたので良しとします。
燃料フィルタを入れ、ストレーナ・カップを取り付けます。
後はエア抜きです。
エア抜きバルブを緩めてから、キーSWを回して何回かクランキングさせエンジンをかけます。
エンジン回転が安定し1分弱放置したら、エア抜きバルブを閉めます。
最初はかかりが悪かったり、かかってもすぐにエンストする事もありますが、それでも数回エンジンをかければすぐにエンジン回転は安定します。
水抜きが不十分な状態では極端にエンジンのかかりが悪くなり、かかってもエンジン回転が不安定になるので、改めて水を抜く必要があります。
クボタ・トラクタFT240で、エンジン・オイルとエンジン・オイル・フィルタの交換です。
現場での交換なので、水平な場所を探して移動しエンジンを停止します。
オイル・パンに2つあるドレン・ボルトを外して排油しますが、耕運作業のすぐ後なのでエンジン・オイルがとても熱いです。
したがってドレン・ボルトは、ある程度緩めてから最後はプライヤで掴んで外します。
右側のサイド・カバーを外し、エンジン・オイル・フィルタを外します。
外す時は、オイル・フィルタ・レンチを使います。
エンジン・オイル・フィルタの取り付け面をきれいにします。
パーツ・クリーナで取り付け面を洗浄し、ウエスできれいに拭けばOKです。
シール面に薄くエンジン・オイルを塗付し、エンジン・オイル・フィルタを取り付けます。
基本は手で締め付けますが、オイル・フィルタ・レンチは使う場合は、カップ式(94㎜)のもを使って締め付けます。
シール面が接触してから3/4回転ほど(1回転弱)回せばOKです。
オイル・パンに2つのドレン・ボルトを取り付けます。
ドレン・ボルト(パッキン付き)は、パーツ・クリーナで洗浄してからオイル・パンに取り付けますが、取り付け面側は、ドレン・ボルトを締め付ける手前の仮付け状態で洗浄します。
その後、しっかり締め付けます。
エンジン・オイル注入口のキャップを外し、エンジン・オイルを入れます。
一般に、オイル・ゲージを外しておくとエアが抜けてエンジン・オイルの入りが良くなりますが、このトラクタは差し込んだままでも十分入っていきます。
4.5ℓ程入れます。
エンジン・オイルの量が適正であるか確認します。
オイル・ゲージを抜いて付着しているオイルをウエスで拭き取った後、オイル・ゲージを差し込みます。
再びオイル・ゲージを抜き、付着したオイルが穴と穴の間にいるか確認します。
上穴(上限)近くまであれば基本的にはOKですが、上限レベルまでしっかり入れておきます。