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トラクター修理

自動水平制御が正常に働かない(NX240)



ヒノモト・トラクタNX240(クボタGL240)で自動水平制御が正常に働かない症状です。

一目で分かりましたが、リフト・シリンダに取り付けてあるストローク・ワイヤの伸縮棒が変形している事が原因です。

リフト・シリンダの伸縮に合わせてストローク・ワイヤの伸縮棒が伸縮し、これをストローク・センサが感知する構造になっているので、当然これでは駄目です。

ストローク・ワイヤを交換します。

左写真のように、スパナでリンク・ボール(Lボール)の軸元を固定し頭部8㎜のナットを外したら、上部の頭部17㎜のナットを緩めてストローク・ワイヤの伸縮棒を外します。

ストローク・ワイヤが貫通しているカバーを外すので、頭部12㎜の固定ボルトを2本外します。

固定ボルト(頭部10㎜)は後輪のタイヤ・ハウスにも1本あるので、これも外します。

後輪を外さなくても、隙間に手を入れて何とか出来ます。

カバーを引き出します。

頭部12㎜のナットを緩め、アウタ・ワイヤを外します。

割りピンと平座を外し、インナ・ワイヤを外します。

やり難いですが、何とか出来る作業です。

左写真は、取り外したストローク・ワイヤです

カバーだけを外し、新しいストローク・ワイヤを通しておきます。



先にインナ・ワイヤをストローク・センサ(ポテンショ・メータ)のアームに取り付け、平座を入れ割りピンを割っておきます。

頭部12㎜のナットを締め、アウタ・ワイヤを固定します。

取り付ける時もやり難いです。

確実に取り付けが出来ているか確認したら、カバーを取り付けます。

ワイヤの捻じりを解消させて、リフト・シリンダ側にストローク・ワイヤの伸縮棒を取り付けます。

固定ナット(頭部17㎜)の締め付け位置は、外したストローク・ワイヤと大体同じくらいにしておきます。

ストローク・ワイヤを交換したので、マイコン・ユニットの書き換えが必要になります。

エンジンを始動してトラクタを平坦な場所に移動させたら、リフトアーム上限ダイヤルを「油圧取出」にし、姿勢手動スイッチを油圧がリリーフするまで上側に押し続けます。

これでロータリが上端まで上がります。

リフトアーム上限ダイヤルを「高」に戻します。

姿勢/3P切換スイッチを切ります。

トラクタを後方から見て、トラクタとロータリが平行(水平)になるように姿勢手動スイッチで調整します。

この時の調整が後に基準値として記憶されるので、出来るだけ正確に合わせておきます。

後は、マイコン・ユニットに書き換えを行うだけです。

このトラクタはクボタGL型の3桁シリーズと同じなので、当然やり方もGL型の3桁シリーズと同じです。