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修理時のちょっとしたコツ6



◎パッキンを交換せずに、ストレーナ・カップ(燃料コック)からの燃料漏れを止める方法

EY15 燃料コック ストレーナ・カップ 燃料漏れ燃料コックのストレーナ・カップから燃料が漏れる場合、通常ならパッキンを交換すれば直ります。

しかし、機械が古くなってきたりすると積極的に部品を交換したくなくなります。

そんな場合に燃料漏れを止める方法です。

ここで紹介する方法は、ストレーナ・カップにネジ山が切ってあるタイプでのみ使える方法ですが、しっかり行えば確実に燃料漏れは止まります。

EY15 ストレーナ・カップ 取り外し燃料コックを閉じ、ストレーナ・カップを外します。

正ネジなので左に回せば外れますが、ストレーナ・カップは下から付いているので逆(右)に回します。

大抵の場合、カップ下が10㎜の正方形になっているので、固い場合は10㎜のスパナを使って外す事ができます。

それでも外れない場合は、プライヤとスパナの両方を使って外します。

EY15 ストレーナ・カップ 掃除後外したストレーナ・カップは、コンプレッサでエア吹き掃除するなどしてきれいにします。

EY15 ストレーナ・カップ シール・テープ 巻き始めストレーナ・カップにシール・テープを巻きます。

左写真のように、ネジ山(正ネジ)の向きに合わせて巻いていきます。

EY15 ストレーナ・カップ シール・テープ 巻き後ストレーナ・カップの中にシール・テープが入らないようにして、2~3周巻けば十分です。

パッキンとの合わせ面より少し下で巻き終える感じです。

EY15 燃料コック ストレーナ・カップ 取り付け後シール・テープが捲れてこないように、ストレーナ・カップを取り付けます。

手で軽く締め付ける程度で十分です。



◎スパーク・プラグの火花確認で、アースが取り難い箇所でアースさせる方法

スパーク・プラグ 火花 確認 工具 アース左写真のように適当な工具を使って、スパーク・プラグの金属部分とエンジンの金属部分をアースさせます。

デメットとしては、金属部分を手で掴む事になるので、クランキング時に感電の可能性があります。

感電しないためには、素手で行わず軍手などをはめ、しっかりと金属同士を当てて(アースさせて)行います。

汗などで手が濡れている場合は、しっかり拭きとってから行います。

スパーク・プラグ 火花 確認 アース当たり前ですが、左写真のようにカバーを外せば済む話です。

プラグ(ゴム)・キャップを持ち、スパーク・プラグの金属部分をエンジンの金属部分にしっかり当てて、クランキングする事で火花の確認が出来ます。