修理時のちょっとしたコツ7

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◎ロータリのベベル・ギヤ・シャフトを取り付ける方法

ロータリの修理をする時、チェーン・ケースを外し、さらにベベル・ギヤ・シャフトを外さないといけない事があります。

左写真のシャフトがベベル・ギヤ・シャフトですが、これをシャフト・ケース(フレーム・パイプ)に注し込み、PIC軸のあるベベル・ギヤ・ケースに入れ、ベベル・ギヤのスプライン穴に入れる方法です。

スプロケットが取り付く側に鉄パイプを入れます。

スプラインを傷めるといけないので、ウエスで傷付かないようにします。

このように持つところ延長する事で、両手でしっかり持つ事が出来るようになります。

鉄パイプの長さは、50~60㎝あれば十分です。

鉄パイプを持ってベベル・ギヤ・シャフトを挿入します。

使う鉄パイプの穴径によりますが、鉄パイプの先端を少し持ち上げた状態にしてベベル・ギヤ・シャフトを水平にします。

左写真のように手前にオイル・シールがあるものは、はめる時に傷めないように注意しないといけません。

左写真のようにベアリングが収まれば、ベベル・ギア・シャフトはベベル・ギヤのスプライン穴に入った事になります。

ベベル・ギア・シャフトを手で回し、PIC軸が楽に回る事を確認します。



◎少しだけロータリのベベル・ギヤ・シャフトを引き出す方法(スナップ・リングを嵌めたい)

ロータリのオイル漏れ修理の時、構造的な事などからチェーン・ケースを外さないといけない場合があります。

そんな時、ベベル・ギヤ・シャフトにスプロケットを取り付けた後に、スナップ・リング(軸用)を取り付けようとしても、左写真のようにベベル・ギヤ・シャフトが遊び分だけ奥に入ってしまい、スナップ・リングをかけれない事があります。

これは、スプロケットとチェーンを入れた状態でチェーン・ケースを取り付ける時、慎重に行っても、ベベル・ギヤ・シャフトが僅かな遊び分だけ奥にずれ動いてしまう事があるからです。

そんな時に奥に入ってしまったベベル・ギヤ・シャフトを手前に引き出す方法です。

分解時にこのリスクが分かった場合、ベベル・ギヤ・シャフトを外してスプロケットとチェーンと共に先にチェーン・ケースに組み込む方法もありますが、構造的な観点から難しい場合が多いです。

磁石を使いベベル・ギヤ・シャフトを引き出します。

馬鹿馬鹿しい方法ですが、強力な磁石があれば使える方法です。

また、ロータリを左下がりにして、チェーン・ケース上部で強度がありそうな箇所をハンマで軽く叩き、振動で出す方法です。

振動で出てくる事もあります。

左写真のようにスナップ・リング溝が見えていないと、スナップ・リングは取り付けられません。

仮にスナップ・リング溝が少しだけ見えている場合は、マイナス・ドライバの先端を指し込んで起こす方法も考えられますが、難しい場合が多いかもしれません。

軸用スナップ・リング・プライヤを使い、スナップ・リングを取り付けます。