ドライブ・ローラの交換(ER108)
クボタ・コンバインER108で、ドライブ・ローラ(駆動スプロケット)の交換です。
一昨年、右側だけ新品に交換してあるので、今回はその右側と左側を入れ換えて、新たに右側に新品を取り付けます。
コンバインは主に直進と左回りなので、右側のドライブ・ローラは左側に比べて摩耗が早いです。
有難い事に、このコンバインのドライブ・ローラはクローラを外さないで交換出来ます。
2分割式のドライブ・ローラが使われているからです。
左右両方のドライブ・ローラを同時に交換するので、機体を最上昇位置にしてから、左右両方のドライブ・ローラを左写真のような位置にします。
もちろん、先に右側だけを新品に交換し終えてから、次に左側を交換するといった手順でも構いません。
左側からです。
ドライブ・ローラの片割れを固定しているボルト(頭部19㎜)を3本外します。
固く締まっているので、レンチにパイプを挿してトルクを増やさないと緩みません。
ドライブ・ローラの片割れは、裏側をハンマで叩いて外します。
ダウエル・ピンで位置が決まる構造になっているので、固定ボルトを外しただけでドライブ・ローラの片割れが落ちる事はありません。
このようにドライブ・ローラの片割れを外しても、クローラが外れる事はありません。
ここで泥や土を落としておきます。
同じようにして右側から外したドライブ・ローラの片割れです。
これを左側に取り付けます。
ダウエル・ピンの位置を合わせて取り付けます。
ハンマで軽く叩いて打ち込む感じです。
ネジ・ロック剤(取り外し可能タイプ)を塗付して、固定ボルトを取り付けます。
十分なトルクをかけて締め付けます。
同じようにして、右側に新品ドライブ・ローラの片割れを取り付けます。
ゆっくり前進してドライブ・ローラを180度回したら、もう片割れを取り外します。
新品ドライブ・ローラの片割れを取り付けて、右側のドライブ・ローラの交換は完了です。
右側から取り外したドライブ・ローラの片割れを左側に取り付けます。
これで左側のドライブ・ローラの交換も完了です。