刈取部の軸受けケース破損(HL195) / 刈刃の調整(SR50) / 突起付きベルト外れ (R1-151) / 刈取部の下部ケースのがたつき(SR195)
イセキ・コンバインHL195で、刈取部の支点である軸受ケースが折れました。
こうなると刈取部は思うように昇降しません。
軸受ケースは軸受け兼、供給チェーン駆動ギヤ・ケースでもあります。
ケースは二つに割れますが、すでにケース下部が折れて上部の固定ボルトも変形しています。
ギヤは損傷を受けていないのでケースだけ交換です。
取り付け時、ケース接合面は液体ガスケットを塗付します。
クボタ・コンバインSR50で、刈刃と受刃の隙間調整です。
隙間はシムを減らして調整します。
頭部12㎜のボルトとナットを外しナイフ・クリップを外すと、左写真のように分解できます。
一応、外した順番を分かるようにしておきます。
全体でそれぞれ2枚づつシムを抜き、一番隙間が大きかったところで更に1枚抜きました。
刈刃を組み付け、ナイフ・クリップの固定ボルトとナットをしっかり締めます。
この時、刈刃全体が前後に遊ばないようにスライド・プレートを調整して組み付けます。
刈刃全体にエンジン・オイルを垂らし、ハンマでナイフ・ヘッドを左右交互に軽く叩きます。
この時、そこそこの重さで刈刃全体が左右に動けば問題ないと思います。
重い場合はナイフ・クリップの固定ボルト、ナットを緩め、シムを1枚追加して同じように確認します。
刈刃と受刃の隙間はこんな感じになりました。
ちなみに、刈刃1枚だけ刃先が破損していたので交換しています。
クボタ・コンバインR1-151で、突起付きベルトが脱線しました。
倒伏した稲を向かって刈ったら、こうなったそうです。
突起ベルトはめり込んでそのままでは引き抜けなかったので、上カバーを固定しているボルトを外しました。
フレームやカバーなどの変形、破損は特になかったので、そのまま突起ベルトを取り付けました。
クボタ・コンバインSR195で、ボルトの増し締めです。
どのコンバインにも言える(小型は特に)ことですが、刈取部の下部ケースのボルトやナットはよく緩んでくるので、定期的に増し締めしましょう。
緩んだまま使用していると、ベベル・ギヤが破損するなど故障の原因になります。