扱ぎ歯の交換(SR35) / 揺動板シーブの交換(SR40) / シーブ・ケースのハンプ交換(SR35)
クボタ・コンバインSR35で、扱ぎ歯(ナミハ)交換です。
このコンバインは、約600時間の使用でこの状態です。
当然ですが、使用条件や扱ぎ胴の大きさによって減り具合は違ってくるので、400時間くらいでも同じくらいになったりします。
固定ボルト(頭部12㎜正ネジ)を6本外してカバーを外します。
カバーは反対側にもあるので、それも同様に外します。
摩耗防止プレート付きなのでボルトの角は磨り減っておらず、すんなりと外せます。
主に電動インパクトで行いますが、手首を切らないように必ず長袖の服を着て行います。
ナミハより大きい前列の補強歯も同様に摩耗していたので交換します。
摩耗したナミハです。
頭部12㎜のフランジ・ナット2つで固定しています。
ナミハの交換は時間がかかる地味な作業なので、電動インパクトがあれば当然いいのですが、無い場合はスピンナ・ハンドルのボックス・レンチが必要です。
ついでに、扱ぎ銅と駆動軸を固定している頭部17㎜のボルトを、前後とも増し締めしておきます。
特に前側は割と緩み易いのです。
殆ど全部交換しました。
3時間以上かかり手首が痛くなりました。
クボタ・コンバインSR40で、揺動板シーブの交換です。
左写真でも確認できるように、板軸がかなり擦り減って千切れそうです。
固定板の軸穴も広がってしまってます。
シーブの開閉を行うシーブ・レバーは、バネのかかる軸部が特に擦り減っています。
当然ながら交換します。
シーブは、ASSYでごっそり交換しました。
単品で注文すると1つ1つ割りピンを外さないといけません。
シーブ・レバーを取り付けます。
シーブ・レバーは、ワイヤを介しモータの力で作動させる仕組みになっています。
クボタ・コンバインSR35で、シーブ・ケースのハンプ交換です。
パリパリになっていて、少し触るだけでボロボロ千切れます。
ハンプを全て交換しました。
これで籾がこぼれる心配はありません。
揺動棚(シーブ・ケース)をコンバイン本体に取り付ける時は、シールの位置が指定の場所にくるようにします。
シーブ・ケースの固定は、後方の左右の軸受け(ベアリング・ホルダ)をそれぞれ固定している頭部12㎜の正ネジボルト2本だけです。