ワラ切刃の交換(AR317) / 脱穀レバーを入れるとエンジンが止まる(AR335) / 扱ぎ胴駆動ベルトの調整(ARN445)
クボタ・コンバインAR317で、フィード・チェーン側の2つのワラ切刃を交換します。
フィード・チェーン上のカバーを外します。
頭部12㎜の固定ナットを外すとワラ切刃を外せます。
ワラ屑をきれいに除去してから、刃の向きを間違えないようにワラ切刃を取り付けます。
この2つのワラ切刃は、籾タンク側にあるメインのワラ切刃に比べるとサブ的に見えますが、同じように摩耗します。
クボタ・コンバインAR335で、脱穀レバーを入れるとエンジンが止まる症状です。
そんな症状が起きた場合の確認箇所の一つは、排ワラとカッタの切換カバーのセーフティ・スイッチが離れていないかを確認します。
カバーを開けるとセーフティ・スイッチがあります。
左写真のように切換カバーを開けた状態や、閉まっていてもセーフティ・スイッチが確実に入っていない状態では、脱穀レバーを入れた途端にエンジンが停止します。
所謂、安全装置の一つです。
クボタ・コンバインARN445で、各種ベルトの調整です。
その中で扱ぎ胴駆動ベルトの調整についてです。
割とよく摩耗するベルトで、細くなっていたり張りが不十分だと扱ぎ残し易くなります。
グレン・タンクを開けると、エンジン後部カバー上あたりにベルトの調整箇所一覧表のラベルが貼ってあるので、その通りに調整していきます。
また、クボタHP内で取扱説明書をダウンロード出来るので、そこでも確認出来ます。
調整ボルトのロック・ナット(頭部12㎜)緩めます。
ベルトはまだ使えそうです。
テンション・アーム軸にエンジン・オイルを注油します。
テンション・プーリを手で持ち上げ、テンション・アーム軸が膠着していないか確認しつつ油を馴染ませていきます。
テンション・プーリも、がたつきが無く軽く回るか確認しておきます。
確認が出来たら扱ぎ胴を閉め、調整ナット(頭部12㎜)を締めてスプリングを張っていきます。
調整箇所一覧表には、扱ぎ胴駆動ベルト(2本掛)はスプリングの張り長さが238~243㎜とあるので、メジャーを使いその範囲に張り長さを調整します。
厳密に合わせなくても大丈夫ですが、折角なのでしっかり調整します。
他のベルトも、こんな感じで張り調整を行います。