2番処理ケースの穴開き(SR30) / オーガ排出時の異音(AR218)
クボタ・コンバインSR30の2番処理ケースの摩耗で、ケース上部に穴が開きライナの止めネジ(サラコネジ)が無くなっています。
このように酷い状態です。
ライナはケース内側からサラコネジ、ケース外側からナット(頭部10㎜)で固定されています。
全てのサラコネジを交換しましたが、殆どが共回りして取り外せなかったので、裏からナットをディスク・グラインダで削ったり、ボルト・クリッパで強引に千切ったりして取り外しました。
新品のサラコネジでライナを固定します。
ライナ(ケース内側の板)自体は、まだ厚みもあり破れていないので交換しませんでした。
本来ならライナもケースも交換するのが賢明かもしれませんが、今回は適当な鉄板を当てて溶接で修復しました。
クボタ・コンバインAR218で、オーガ排出時にとてもやかましい音がします。
手で回すと、必ず決まった位置でゴツゴツとした感触があります。
何か異物が混入した感じもないので、とりあえず順番に外していきます。
オーガ位置検出センサも外すことになるので、組み付け終了時にはオーガの基準位置をECUに記憶させ直す必要があります。
やはりベベル・ギヤが破損していました。
ギヤ交換終了して組み付けに入る時は、縦横スクリュの位相(終わりと始まり)に気を付けて接触しないようにします。
使用時間過多でグリースが切れてギヤが破損する事がありますが、排出クラッチを入れたままアンローダを上下左右に動かす事も、このようなギヤの破損に繋がります。