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コンバイン修理

1番縦スクリュ・ケースの穴開き(ER447) / 2番縦スクリュ・ケースの穴開き(SRM32) / スクリュ交換(ARN222)



ER447 1番縦スクリュ・ケース 排出口 穴開きクボタ・コンバインER447で、1番縦スクリュ・ケースの排出口の穴開きです。

ステンレス板をあて、溶接して接合します。

折角溶接するので、厚めのステンレス板で幅広く覆います。

ER447 1番縦スクリュ・ケース 排出口 穴開き 当て板(ステンレス) 作製ステンレス板を測った寸法で切断し、プライヤと手の力でスクリュ・ケースに合うように曲げます。

使用するステンレス板は厚みが2㎜あるので、金切り鋏でなく、ディスク・グラインダで切断しています。

ちなみに金切り挟で切れる1㎜以下の薄いステンレス板なら、鋼材屋でなくてもホームセンタで簡単に購入出来ますが、溶接するのは難しいです。

ER447 1番縦スクリュ・ケース 排出口 穴開き 当て板(ステンレス) 溶接前ステンレス板をスクリュ・ケースにあてがって、面と面が合っているか確認します。

ある程度合っていれば、後は溶接しながら修整できます。

ER447 1番縦スクリュ・ケース 排出口 穴開き 当て板(ステンレス) 溶接後グレン・タンクをオープンし、扱ぎ室の天板を濡れ雑巾で覆い焦げないよう養生したら、スクリュ・ケースにステンレス板をあてがい溶接して接合します。

1箇所を溶接したら、数㎝離れた箇所を押さえ付けそこを溶接する、といった感じで面に合わせて接合していきます。

ER447 1番縦スクリュ・ケース 排出口 穴開き 当て板(ステンレス) 溶接 塗装後最後に塗装して完了です。

塗装する事できれいに仕上がります。



SRM32 2番縦スクリュ・ケース 穴開きクボタ・コンバインSRM32で、2番縦スクリュ・ケースの穴開きです。

ステンレス板をあてて補修します。

溶接はせず、接着剤と金属(アルミ)テープで簡単に仕上げます。

SRM32 2番縦スクリュ・ケース 穴開き 当て板(ステンレス) 作製穴を十分に塞ぐ事が出来る大きさのステンレス板をカットし、それをスクリュ・ケースのカーブに合わせてプライヤでじわりと曲げます。

左写真のステンレス板は、プライヤ2本を使い数分で仕上げたものです。

SRM32 2番縦スクリュ・ケース 穴開き 当て板(ステンレス) 貼り付けステンレス板に金属用ボンドを塗って、スクリュ・ケースの穴が完全に隠れる位置でステンレス板を貼り付けます。

数分の間、指で押さえ付けておきます。

SRM32 2番縦スクリュ・ケース 穴開き 当て板(ステンレス) アルミテープ 貼り付け後金属用ボンドだけでは不十分なので、アルミテープを貼り付けて落ちないようします。

見た目が気にならなければ、これで十分です。

アルミテープはホーム・センタで売っています。



ARN222 1番縦横スクリュ 掃除口クボタ・コンバインARN222で、1番と2番のスクリュ交換です。

左写真は、1番の縦横スクリュの掃除口ですが、目視ではっきり分かるレベルで縦スクリュが摩耗しています。

ARN222 取り外し後 1番縦スクリュ 摩耗取り外した1番の縦スクリュです。

常時3条刈で650時間以上使用した結果ですが、2条刈りのコンバインでここまで摩耗するのは珍しいです。

これでも詰まらず、この秋の刈取作業を終えた事は驚きです。

通常はここまで摩耗する前に詰まるものですが、使用条件が余程良かったのでしょう。

ARN222 2番縦スクリュ 2番処理胴 掃除口2番の縦スクリュは1番の縦スクリュほどではないですが、やはりそれなりに摩耗しています。

ARN222 1番縦スクリュ 2番縦スクリュ 取り外し後2番の横スクリュはまだ使える状態だったので、1番の縦スクリュと横スクリュ、そして2番の縦スクリュを交換します。

諸事情でこうなりましたが、本来は2番の横スクリュも同時交換するのがベストです。

ARN222 2番縦スクリュ 交換後左写真は2番の縦スクリュを交換したところです。

次は1番の縦スクリュと横スクリュの交換です。

1番と2番のベベル・ギヤ・ケースにはしっかりグリースを詰めておきます。