ホーンにはエア式と電気式があり、電気式は渦巻型と平型に分かれる。
農業機械は主に電気式平型ホーンが使われ、電磁石により金属製のダイヤフラムを振動させ音を出す仕組みになっている。
自動車は、低音用と高音用のホーンを同時に鳴らして音質を良くするものも多いが、農業機械では一般にホーンは一つ設けているだけである。
◎ホーンの回路例とその作動
回路例におけるバッテリとフューズ間は、フュージブル・リンクとセル・モータB端子、そしてキー・スイッチを経由しているが、これを省略する。
ホーン(クラクション)にはリレーを使って鳴らすものもあるが、農業機械ではホーンは一つで小型なため、少ない電流で済むので直接ホーン・スイッチでOn/Offする。
ホーン・ボタンを押すと、バッテリからの電流がホーンに流れるので、ホーン内のダイヤフラムが振動して音を発生する。
ホーンの配線は、1本線と2本線のものとがあるが、1本線のものは、+線側(その1本線)にホーン・スイッチを設け、ホーンから車両ボディへアースさせる仕組みになっている。