水温計はエンジン冷却水の温度を表示するもので、レシーバ・ユニット部(受信、指示部)、センダ・ユニット部(検出、送信部)に分かれて構成されている。
レシーバ・ユニット部とセンダ・ユニット部は、主に次のように分かれる。
レシーバ・ユニット部…バイメタル式、交差コイル式、コイル式
センダ・ユニット部(センサ)…バイメタル式、抵抗式(サーミスタ)
水温計の回路例とその作動(コイルー抵抗式)
回路例におけるバッテリとIGスイッチ(キー・スイッチ)間は、フュージブル・リンクとセル・モータB端子を経由しているが、これを省略する。
レシーバ・ユニットは、L1とL2コイルの巻かれた2個の鉄心が直角に配置され、その2個の鉄心の合成磁力が働く位置に指針の付いた可動鉄片が動く。
サーミスタとは、温度変化により抵抗値が変化する半導体抵抗素子である。